日本では明日から公開される映画ホノカアボーイ。
ホノカアはハワイ島の小さな町の名前。原作者はフォトグラファー、ライターの吉田玲雄。
この本では彼がその町でほんとうに体験したこまやかな日常を素直に描写している。
本に出てくる子供みたいな性格のおとうさんは吉田カバンのデザイナーらしい。
原作をよんで ふぃーええなぁー
大学を卒業した後の家族旅行で出会ったちいさな町ホノカア。
そこでは人々はまだ家族のように信頼し合って生きていた。
そんなアロハな空気の中で、レオが過ごした数ヶ月は84歳になっても元気でアロハシャツなどをつくっている近所のおばあちゃんとの蜜月のよう。
その場所や気候が人をつくりそれが町の空気になる。
せかせか競争しないでも、忙しい忙しい毎日で人の心もすくいあげられなくならずとも、行きてゆける土地。
原作ではおばあさんがいつもすごいおいしい手料理をレオにつくってくれる、映画ではその料理を私が好きな料理人、文筆家の高山なおみが担当。ロールキャベツは焼いて焦げ目つけてから煮込むみたいだ。まじうまやばいらしいよ。
おまけ:このおばあさんは若い頃ハワイのホテルの中のブティックで仕立てしていて、グレゴリーペックとか、ヒッチコックとかが顧客だったらしい、すごすぎるのう。
住む土地がゆっくりとひとの心のゆくさきを変えてゆく。
オーストラリアにもそういう力があるとおもう
あーオーストラリアに住めてよかったなーと思わせる一冊でした。
ちょうおすすめ、なける。