4年前の今日の夕方にキーツは死んだ、すごい綺麗な顔して寝てるみたいで、でも体はだんだん冷たく硬くなってきた。遺体を車が運び去るのを見えなくなるまでみてたら、こんな山の中でひとりになってんなぁって。マウントクーリンガイに引っ越してまだ4ヶ月くらいの時で、家主さんたちはちょうど長い旅行中やったから。
シドニーに来てから18年3ヶ月の間に8回もきーつと一緒に引越しして、あるときは、シェアメイトにきーつ預けたまま他の友達ところに泊に行ってて、その間にきーつは脱走して溝の隅っこでじっとしてたらしい。自分がいっぱいな時はそんなふうにきーつのことほったからしにしてたこともあったよな。
一回ビニールの手袋食べて死にそうになったのと、窓に手を挟まれて骨が折れた以外はすこぶる健康で18歳でもぜんぜんそんな年にはみえなかったなぁきーつ。きーつが入院してるところに会いに行ったら、檻の中でごはんをばくばく食べだして、看護婦さんは『いままでごはん食べなかったけどあなたが来たから安心したのね』というてたなぁ。それで抱いてあげてケージに戻そうとしたら、きーつは手でとよもの方をムンぎゅーとつかんではなれなかったなぁ。
そのころはとよもが日本に帰る時はとよもの部屋に住んでくれる人をいつも友達がさがしてくれててその人にきーつのおせわもちゃっかり頼んでた。13歳のともだちが2ヶ月もすごくきっちりきーつのお世話してくれたこともあったなぁ。その上13歳のともだちに、『毎日きーつ抱いてしゃべったってな、あんたがきーつの命まもるんやからな』とかきびしい注文もつけてた。
ふとんに入りたい時はとよもの顔をぽんぽんと肉球でたたいたきーつ。後ろから急に肩に飛び乗ってきたきーつ。
ああありがとうなぁ、、きついち。エアー花束しかないけど。。。
本当に長生き猫さんだったのですね。思い出も18年分。
今もこんなに思われてキーツは幸せものですね。
一度あいたかったなぁ。またポピーに会いに来てくださいね。
振り返ってみたら、きーつは家に来たときからクッションで熟睡してやすらぎを与え、亡くなるまでずっとすごい愛を与えてくれてたけど、
その当時はそこにある愛に共振できないで自分自分で生きてた、なのでこれからは動物みたいに生きていく。きーつはその師匠。
ポピーもきっとそうだねぇ。