インプットとアウトプットについて

前回書いたことを木皿泉さんという脚本家がおなじようなこと書いてた。

妻鹿さん 「河合隼雄さんが何かの本で、世界がどうやってできたかという、どこかの国の神話を引用されています。ワニが寝ている間に、ウサギが世界の半分をつくる。ワニは起きて『世界が半分できたね』って言って、また眠ってしまう。その間にウサギは残り半分を作り、世界ができたと」
和泉さん 「働いているのはウサギだけ」
妻鹿さん 「そう。でも、眠って夢を見ているワニがいるから、ウサギも世界を作れるんだということですよね。世界は現実的な部分だけで成り立ってはいない。世界を作るには、実際に働いているウサギだけではなく、夢を見ているワニの存在も不可欠なんだと。その夢というのを、私たちの言葉にすると、物語」

木皿 泉(きざら いずみ)は、日本の脚本家和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫妻の共作ペンネームである。代表作はテレビドラマすいか』、『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』、『Q10』など。神戸市中央区在住。

創造は想像で不思議なこそどろ?

2012年に伊勢丹のウスタニミホさんのお店にとよもの作品も出させてもらった時に、ハグベアを購入してくれた人がただ一人だけとよもにありがとうメールをくれた。それから4年たってるけどわたしたちはたまーに情報交換したり、普段の生活についてメールでやりとりしてきた。とよもが陶芸始めてから作品をここに載せたりしていると、とよもが一番気に入っているシロクマ陶器をその人も好きだといってくれる。自分の思う好きなものが作れてそれを他の人も好きだといってもらえると単純にうれしい。今回も磁器でつくったシロクマ、鳥のオイルバーナーと鳥のちっちゃい器2つを購入してくれ写真を送ってくれたよ。

なんか鳥たちは親子みたいで希望の光みたいでいいなぁ。

とよもはいつも粘土触ってそのまま形にしていく、あんまりどんなもの作るとか絵に描いたりしない。ぼんやり陶器とフェルトの組み合わせとか、シロクマのおっきいからだとミルキーみたいな毛の色が好きとかは考えてるけど。模様つける時もなんか勝手にちびちび描いてるそれが何を表すかとかぜんぜん考えてない。でも変になるとこれはあかんわってすぐわかって消す。

それはもしかして大気中に存在するすごい量の意識のなかから勝手に選んでるものがあってそれがとよもの手から産まれるのかーもとかかんがえて、なのでその人があーこんな感じ好きとか思うたびにそれは大気中にはらはら散乱したらもうその瞬間にとよものセンサーがはたらいてキャッチしてる。外見ぼんやりしてるけどそういうところは高速回転。

だから、おもってるほしいものがとよものところにあるんかもとか、メールでやりとりしてた。

ということは、クリエイティブはその時必要な共通点のあるええ感じが集約されてでてくる。おもいがあっても形にする方法がない人の思いもいただく。感動のしゅんかんもいただく。

創造は不思議なこそどろ?

 

その鋭を挫き、その粉を解き、その光を和らげ、その塵に同ず、これを玄同と言う。
『老子道徳経』 第56章「知る者は言わず」から

今日仕入れた別の話題

土のなかにあるバクテリア マイコバクテリウム ハッカエ(Mycobacterium vaccae )がやる気をおこさせるセロトニンを活性化させることがわかったらしい、せやから陶芸してからなんだか生きやすくなったのかもな。It turns out that soil contains a bacterium called Mycobacterium vaccae which boosts the level of seratonin in our brains.

これはThe Big Book of Nature Activitiesからの抜粋。

想いもバクテリアも肉眼で見えないけどずっと人間のお役にたってきてる。人間も自然の一部なんやからね。。

造形専門学校カペラゴーデン

とよもが2007年にリンカランという雑誌の別冊で知った 、スェーデンのエーランド島にある小さ全寮制の造形専門学校カペラゴーデン。。
1957年に農家を改造してできたこの学校の創始者はスェーデン人の家具デザイナー、カール・マルムステン。自然の中で必要な物は自分達の手でつくり、生徒は家族のように一緒に暮らしお互いに影響しあい自分の制作に没頭する。木工科、陶芸科、テキスタイル科、園芸科があって入学試験はなく、年齢制限もない。履歴書と志望理由、自分作品の写真提出のみ。でも受かるのはほんの少人数なので倍率はかなりきびしいみたい。
その雑誌をずっともってて、いままた、カペラゴーデンにいきたい病が再発した。
こっちでも、日本人の先生の陶芸教室に行ってるとよもはまずそこから変えて行こうと決断、こっちの陶芸教室にいってみるぞ。
鳩の置きみやげ

注文の作品できた

このまえ載せた、ちっちゃいうつわ、鳥。注文があったのでまたつくったよ。蓋はすきまだらけや。。高い粘土に半透明っぽい白の釉薬がおきにいり。

昨日バスルームでふと窓見たら、羽がぼわっとした鳩が網戸の外に。ああーぽっさむにでもやられたのか。死体をつかむのはすごいにがてなとよも、隣の人におねがいして、埋めてやるかなぁとかかんがえてた。

でも『死んでるん?』って聞いてみたら、むくって頭が上がってつぶらなひとみをこっちにむけてきた。生きてるんやん。それならだいじょうぶやとシャワー浴びてねた。

朝になったら鳩はどこにいなくて、せんたくものほしてたら、とぼとぼ芝生の上を歩く鳩。おなかがすいてるのかと、パンをちぎってやったけどよけるばかりで全然食べない、でも凄い近くに寄っても逃げないし足見たらグリーンの輪っかが右足に、黄色になんか番号か描いてある輪っかが左足に、これは誰かの鳩なんや。となりのおばちゃんに相談したらおばちゃんもよってきたけど、その瞬間に鳩は塀の所まで飛んだ、あんまり高くは飛べないみたいで、おいかけていったら隣の屋根まで飛んで、でもそこには野性の鳩がいたので、また何処かに飛んで行ってしまった。

 

鳩のいてた窓枠をそとからみたらうんこがいっぱいやまになってた、ということはここに数日いてたんや。無事家に帰れるといいけど。。