カメラが無いなら、
アイマックについてるカメラだ!16年以上前の雑誌広告のコピー撮りました。
この広告はグラフイックデザイナーのわたしが、生涯の中でたったひとつ心が動いた広告です。
いまもまだこれ以上の広告は自分の中ではないです。誰がクリエイティブデレクターで誰がデザイナーで誰がコピーライターかは知らないけれど16年以上経った今そのメッセージを再び読むと、強く心に響く。
私にとってこの文章の内容は知識がないのでむつかしいのだけど、そのことを誰にでもでもわかる日常におろして語りかけてくれるのがいい。
以下誰かの役に立つかなと思い
文章をタイプするね。
ながーいよ。
R・スペリー博士からのメッセージは、
『人類よ、頭脳に、自信と責任をもて』と
いっている気がする。
昔、失恋をして落ち込んだ時、自分にこういい聞かせてみた。
『すべては小さな脳の中の現象じゃないか。悲しい悲しいと、脳細胞の刺激がぐるぐる廻っているだけさ、それは分子の
働きなんだ。分子のやることに意味なんかあるか。ただの物理現象だよ』一生懸命そう考えようとおもっても、やっぱり、
目からは水の分子がこぼれた。
人間も、つきつめれば分子・物質の反応によって活動している。このような化学・物理学的な見方が、人間の生命に対する理解を大いに深めたのは事実だ。そのために、からだの中の悪い化学反応とは、薬で戦えるようになった、金属のメスの物理的な作用が、どれほど多くの人の命を救っただろう。しかし、物質レベルからのアプローチだけでは、人間の全体をつかむことはむつかしいという考え方も、生まれてきている。古い唯心論ではなく、新しい科学の中から。
右脳・左脳のもつ特質の話は、いまや多くの人がご存知だろう。ロジャー・スペリー博士は、その発見の功績により、1981年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大脳生理学者である。博士からのメッセージは、意識についての新しい考え方から、この世界と人類についてを見つめ直すべきだ、というものだ。物質的な力、つまり分子や原子の働きからは、私たちの脳のモデルは描ききれない、それは部分のレベルであって、全体的レベルからの部分のレベルをコントロールする意識というものを考えなければならない、と博士は強調する。
私たちは、物理・化学的な力が自分のからだを活動させていると考えながら、一方で、意識が自分の行動を決めるとも感じています。『いままでの科学は、部分レベルの見方に片寄り過ぎていた。部分と全体とは、つねに相互関係をもつものでありながら。私たちの世界は、原子の物理学だけでなく、人間の批判的な価値観によっても影響を受けるのです』意識や価値観について語るとなると、哲学などの人文学に近づいてゆきますね。あるいは宗教にも。『新しい意識の考え方は、それぞれの矛盾しない世界観のなかで統合してゆけるとおもいます。また、それが望ましいことだと、私は思う』
博士のいまのお考えから、21世紀への希望をお聞かせください。『私たちは21世紀を守る目的で、科学に目を向けなければならない。この世界を保持し、より高め、破壊することなく、長期的に生命圏を進化させるようなガイドラインをつくること。意識とは、そのためにある創造の感覚なのだから』
失恋して『世界の終わりだ』と思った青年も、やがて結婚し、子供が生まれることになる、やがてまたその子供も生まれるのだろう。そう考えると、博士からのメッセージを受け取ったこの自分の意識も、もうちょっとしっかりしなくてはいけない、と思うのだった。
むかしの
NTTデーター通信株式会社
の雑誌広告より
※唯心論= 心(精神)が究極的な真実在であるとする存在論や世界観上の立場。プラトン・ライプニッツ・ヘーゲルなどがその代表的哲学者。
goo辞書より
ふふっふ。。。
すてき。。本業発揮だね。。。
今年もよろぴくおねがいします。
この手の話は大好きです@@@
のぶちゃま
師匠!見て頂けて感激でございます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
細胞
分子
原子
原子核+電子
陽子・中性子
クォーク
微粒子の回転体
細胞にズームインしてゆくと
それは空間?
わ〜、ありがとうございます!!
私もこの広告を見て、心が動いた一人です!
誰の言葉だったか忘れてしまい、何度検索をしても、見つけることができませんでした。
ようやくここにたどり着いて、宝物を得たような感じです!
ありがとうございます!
それはすごすぎるね。
すごい昔の雑誌広告からつながるなんて。
このブログ書いたときのアクセス数がすごかったのでおどろいてたのです。とよもの宝物がお役に立ててよかったです。
作成に携わった一人として、心より御礼申し上げます。
これくらい、素敵な宝物、きっとこれからもないとおもいます。心から感謝します。